「赤裸々に語る」は、「嘘偽りなくありのままを語る」という意味のフレーズです。
英語にも似た表現がありますのでこの機会に学習してみましょう。
この記事では、「赤裸々に語る」の日本語での解釈や英語での表現を分かりやすく解説していきます。
「赤裸々に語る」の日本語での解釈
「赤裸々に語る」には「包み隠さず真実を話す」という意味があり、「赤裸々」はかつて「丸裸」の意味で使用されていた「赤い裸」が強まった言葉です。
「丸裸である」が変化して、現在では「ありのままの」「嘘偽りない」といった意味で用いられるようになりました。
「心境を赤裸々に語る」「当時の実態を赤裸々に語る」などの使われ方をしています。
「赤裸々に語る」の英語とは?
・“talk frankly”
「赤裸々に語る」と同等の意味で使用できる英語は“talk frankly”です。
「話す」を表す“talk”と「率直に」を表す“frankly”から成る熟語で、直訳すると「率直に語る」になりますが、「赤裸々に語る」が持つ「包み隠さず話す」という意味合いを伝えることが可能です。
・“tell the naked truth”
“tell the naked truth”も「赤裸々に語る」と類似する意味を持った英語といえるでしょう。
“naked truth”は直訳すると「裸の真実」ですが、日本語と同じく「紛れもない真実」という意味で用いられており、「赤裸々に語る」と似た状況で使用できます。
「赤裸々に語る」を使った英語の例文(使用例)
次に、「赤裸々に語る」と同じような意味で使える“talk frankly”と“tell the naked truth”の例文を紹介します。
・“He will talk frankly about his past in the next interview.”
(「彼は次のインタビューで過去について赤裸々に語るつもりだ」という内容の例文です。“talk frankly about”で「~について率直に話す」という表現になります。)
・“She talked frankly about the painful feelings of those days.”
(「彼女は当時の辛い心境を赤裸々に語った」を表す例文です。“painful feelings”は「辛い気持ち」という意味があります。)
・“Could you tell the naked truth?”
(直訳すると「ありのままの真実をおっしゃってくれませんか」になりますが、「赤裸々に語ってくれませんか」というニュアンスで解釈することも可能です。)
・“My friend promised to tell the naked truth.”
(「友人は赤裸々に語ることを約束した」といった内容の例文です。“promise to”で「~することを約束する」という意味になります。)
まとめ
「赤裸々に語る」は独特な響きを持つ言葉ですが、「包み隠さずあるがままに話す」という意味に着目すると“talk frankly”や“tell the naked truth”といった英語で言い換えることが可能です。
ぜひ参考にして、真実を打ち明けたりありのままの事実を話したりする場面で使ってみてください。