この記事では、「憤り」と「腹立ち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「憤り」とは?
「憤り」は「いきどおり」と読みます。
「憤り」は、「いきどおること」という意味があります。
ちなみに「いきどおる」には「激しく腹を立てる」という意味があります。
例えば、子供を放置してパチンコをしていた親に対して、激しく腹を立てるとき、「子供を放置する親に、憤りを感じる」などという表現ができます。
「腹立ち」とは?
「腹立ち」は「はらだち」と読みます。
「腹立ち」は、「腹が立つこと」という意味があります。
失礼なことをされたとき、嫌な態度を取られたとき、人は腹が立つのではないでしょうか。
このような場面で、「腹立ち」という言葉を使います。
例えば、失礼な質問をされて腹を立てた芸能人を見たとき、「失礼な質問をされて、芸能人が腹立ちを覚える」などという文章にすることができます。
「憤り」と「腹立ち」の違い
「憤り」と「腹立ち」の違いを、分かりやすく解説します。
「憤り」は、「いきどおること」という意味があります。
一方で、「腹立ち」は、「腹が立つこと」という意味があります。
「いきどおること」は「激しく腹を立てること」を意味するため、「憤り」と「腹立ち」は「腹を立てる」という共通の意味がありますが、「憤り」の方が、その度合いが激しいということになります。
「憤り」の例文
・『国の無策ぶりに対して、憤りを感じる』
・『彼の態度に憤りを感じて、激しく抗議をすることにした』
「腹立ち」の例文
・『失礼な彼の態度に、腹立ちを覚える』
・『湧き上がってくる腹立ちを、必死で抑える』
まとめ
「憤り」と「腹立ち」という2つの言葉の違いについてみてきました。
2つの言葉には共通の意味がありました。
腹が立つ場面で、その度合いが激しい時は「憤り」を、それ以外の時は「腹立ち」という言葉を使うようにしてみてはいかがでしょうか。