この記事では、「赤鬼」と「青鬼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赤鬼」とは?
赤い顔をした「赤鬼」。
手には金棒を持ち、鬼を代表とする色になります。
そんな、「赤鬼」は、仏教における煩悩の五蓋のうち、渇望・欲望・貪欲の象徴とされています。
欲望などに強い欲望を表し、すべての悪の象徴になります。
そんな象徴の「赤鬼」に豆をぶつけることで、自分の中にある悪い気持ちが除去されると言われています。
「青鬼」とは?
青い顔をした「青鬼」。
手には刺股を持つ鬼になります。
そんな、「青鬼」は、仏教における煩悩の五蓋のうち、瞋恚(しんに)つまり、悪意・憎しみ・怒りの象徴とされています。
悪意や憎しみ、そして、怒りなどの象徴になります。
そんな象徴の「青鬼」に豆をぶつけることで、幸福になる、利益をもたらすと言われています。
「赤鬼」と「青鬼」の違い
「赤鬼」と「青鬼」の違いは、仏教における煩悩の五蓋に深い関係があります。
この仏教における煩悩の五蓋には、「赤鬼」、「青鬼」、「黄鬼」、「緑鬼」、「黒鬼」が存在します。
そして、それぞれの色の鬼には、それぞれの意味があります。
「赤鬼」には、欲望・貪欲の象徴。
「青鬼」には、悪意・憎しみ・怒りの象徴。
「黄鬼」には、掉挙・悪作・我執の象徴。
「緑鬼」には、?沈・睡眠・不健康・怠惰・過食・不真面目の象徴。
「黒鬼」には愚痴の象徴。
このように、それぞれの鬼には象徴する煩悩の意味が異なります。
そのことから、「赤鬼」と「青鬼」の違いは、それぞれの鬼が持つ煩悩の違いとなります。
また、それぞれの鬼が持つ煩悩の違いから、それぞれの鬼に豆をぶつけることで得ることができる内容にも違いがあり、「赤鬼」の場合は、自分の悪心が取り除かれる。
「青鬼」の場合は、幸福や利益に恵まれる。
ことになります。
まとめ
以上のような違いがある「赤鬼」と「青鬼」。
これら以外にも、鬼には「黄鬼」、「緑鬼」、「黒鬼」が存在します。