この記事では、「同じく」と「同様に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同じく」とは?
前述の事柄や人と同様に、同様のことがあることを示す言葉です。
例えば、「私たちはみんな疲れていた。
同じくあなたも疲れているのか?」というように、「私たちは疲れているが、あなたも同じように疲れているか?」という意味になります。
この場合、「同じく」は、前提となる事柄に対して共感する意味合いが強く、文脈によっては「〜も同じように…」という意味で使われることもあります。
「同様に」とは?
前提となる事柄と同様の方法で、同様のことを実施することを示す言葉です。
例えば、「先生が教え方を説明した。
私たちも同様に説明しなければならない」という場合、前提となっている先生の教え方と同じ方法で説明することを意味しています。
この場合、「同様に」は、前提となる事柄と同じ方法で同じことを実施することを意味し、より具体的に行動を示します。
「同じく」と「同様に」の違い
「同じく」と「同様に」の違いを、分かりやすく解説します。
「同じく」と「同様に」は、共に「同じように」という意味を持ちますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
「同じく」は、前述の事柄や人と同様に、同様のことがあることを示します。
その一方で、「同様に」は、前提となる事柄と同様の方法で、同様のことを実施することを示します。
「同じく」の例文
・『私は彼と同じく、焼肉よりも寿司が好きだ』
・『彼は東京大学を卒業した。同じく私も東京大学を卒業した』
「同様に」の例文
・『私は彼と同様に、仕事に全力をかけている』
・『彼は毎日ジョギングしている。私も同様に毎日ジョギングしている』
まとめ
「同じく」と「同様に」の違いは、「差異の程度」です。
多少の差異があっても全体は等しいのが「同様」、わずかな差異も見られず共通していて等しいのが「同じ」の違いで区別されます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。