この記事では、「過重労働」と「長時間労働」の違いを分かりやすく説明していきます。
「過重労働」とは?
過重労働は、かじゅうろうどうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、度を越えて重いという意味の過重の漢字に、身体を使ってはたらくという意味がある労働の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ過重労働は、労働者に身体的や精神的に過重な負荷を負わせてしまう労働形態を表すのです。
「過重労働」の言葉の使い方
過重労働は、過酷過ぎる労働形態や環境を表現する際に使われる言葉となっています。
残業や休日出勤といった時間外労働がある程度の期間続いている労働環境に対して、この過重労働という言葉が使用されているのです。
「長時間労働」とは?
長時間労働は、ちょうじかんろうどうと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、ながいじかんといった意味を持っている長時間の漢字に、収入を得る目的で働く事といった意味を有する労働の漢字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事から長時間労働は、本来予定されていた労働時間よりも長い時間の労働を示します。
「長時間労働」の言葉の使い方
長時間労働は、規定の労働時間を遙かに超えて働く時間といった意味の言葉として用いられているのです。
ただし長時間労働であるか否かの、明確な基準はなく、単純に規定の労働時間を越えて働く場合に、この長時間労働という言葉が使用されていたりします。
「過重労働」と「長時間労働」の違い
過重労働と長時間労働の漢字表記を比べれば、過重と長時間という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。
所がその後の漢字は共に労働であり、どちらも長い時間労働するという意味を持っています。
とはいえ過重労働は、かなり負荷の高い過酷な労働を表現する言葉で、勤務時間以上の労働といった意味合いの長時間労働が、ある程度の期間続いてしまう状態の時に、この言葉が使われたりするのです。
まとめ
2つの言葉には、共に労働という漢字が使われており、どちらも長い時間労働するという意味を所有しています。
ただし長時間労働は、勤務時間を越えた労働を示すのに対し、過重労働はそんな長時間労働が、一定期間続くというより過酷な労働状況を表現したりするのです。
