この記事では、「微妙」と「不明確」の違いを分かりやすく説明していきます。
「微妙」とは?
微妙とは一言では言い表せないほど細かく複雑だったり、どちらとも言い切れない様子のことをいいます。
また、「微妙に」という場合には「やや」とか「少し」といった意味で用いられたりもします。
それから否定的なニュアンスを伝える時に用いることもあります。
例えば、「似合っている?」ときかれて「微妙」と答えた場合、あまり似合っていないということを婉曲的に伝えています。
微妙は元々は仏教用語で、言葉では言い尽くせないような深遠な真理などを表す言葉でした。
「不明確」とは?
不明確とは、明確ではないことをいいます。
明確には、はっきりしていて間違いがないという意味があります。
そのため不明確は、はっきりしないことを表しています。
「不明確な情報」といった使い方をします。
この場合、情報が確かではないことを指しています。
「微妙」と「不明確」の違い
微妙はどちらとも言い切れなかったり、一言では言い表せないほど細かく複雑だったりすることを表す言葉です。
それに対して不明確は、はっきりしないことを表す言葉になります。
また、微妙は否定的なニュアンスを婉曲的に伝える場合もあります。
「微妙」の例文
・『英語と日本語の微妙なニュアンスの違いを説明するのは難しい』
・『そのコーディネートはちょっと微妙だけど、あなたが気に入っているならいいと思う』
・『同じ宝石でも微妙に色合いが違っている』
「不明確」の例文
・『古い地図なので不明確な部分がある』
・『そんな不明確な情報を信じるわけにはいかない』
・『調査したけれども不明確な部分が多いので、再調査が必要だ』
まとめ
微妙はどちらとも言い切れなかったり、一言では言い表せないほど細かく複雑だったりすることをいいます。
それに対して不明確は、はっきりしないことを表す言葉です。
微妙は否定的なニュアンスを婉曲的に伝える場合にも用いられます。