この記事では、「あやす」と「お守り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「あやす」とは?
機嫌をとってなだめすかすという意味です。
赤ん坊や小動物などを手で揺らしたり、声をかけたりして落ち着かせることを表します。
例えば、「泣いている赤ちゃんをあやす」や「怯えている犬をあやす」というように使います。
また、「あやす」とは、血や汗などを滴らせる、流す、こぼすという意味もあります。
「お守り」とは?
神社やお寺で神仏の加護を受けるために授かるものです。
また、そのようなものを持っていることで、災難や病気から身を守るという信仰です。
例えば、「家内安全のお守りを買う」や「お守りを持って試験に臨む」というように使います。
なお、「お守り」とは、大切な人や物を守るという意味でも使われます。
「あやす」と「お守り」の違い
「あやす」と「お守り」の違いを、分かりやすく解説します。
「あやす」と「お守り」は、どちらも神社やお寺で授かる縁起物ですが、意味や使い方に違いがあります。
「あやす」とは、神仏の加護を受けるために身につけるもので、主に子供や妊婦が身につけます。
その一方で、「お守り」とは、厄除けや招福のために持ち歩くもので、大人も子供も身につけます。
「あやす」の例文
・『二三度、彼はあやすように、彼女の心を呼びさますように抱擁を強めた』
・『母はあやすように、手で娘の膝をさすった』
「お守り」の例文
・『旅行に出かける前に、家族の安全を祈ってお守りをした』
・『彼女は、試験に合格するようにと、お守りを買ってきた』
まとめ
「あやす」とは、相手の機嫌をとって落ち着かせることを意味します。
主に泣いている子供や怒っている人などに対して使われます。
その一方で、「お守り」とは、災難や病気などから身を守るために持つものや行うことを意味します。
主に神社や寺などで買ったりもらったりする小さな袋や紙などの物や、神仏に祈ったりお参りしたりする行為などがあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。