この記事では、「宿泊」と「止宿」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「宿泊」とは?
施設の運営側が決めた料金を払って宿に泊まる行為を「宿泊」【しゅくはく】といいます。
宿に泊まる人からお金を受け取った側が泊まってもらい、利益を出す職業を「宿泊業」というのです。
施設に客が来て寝てもらい、1泊以上させます。
泊まる人の多くは観光を巡るか、施設に宿泊して楽しむのが目的であり、事前に予約して泊まるのです。
「止宿」とは?
泊まる宿に自らが連絡して予約することを「止宿」【ししゅく】といいます。
これから泊まりたいと思う日時を確かめて、どの宿泊施設に何泊すればいいか具体的に決めて予約するのです。
使い方としては、「友人宅に2泊止宿する」と、これからお世話になることを伝えます。
また、下宿するという意味があり、旅に出た先で旅館に泊まって食事したり、温泉に入るのです。
「宿泊」と「止宿」の違い
「宿泊」と「止宿」の違いを、分かりやすく解説します。
客からお金を受け取って施設に泊まることを「宿泊」といいます。
宿泊業を生業とする宿にお金を払い、予約した日に泊めてもらう行為を指すのです。
もう一方の「止宿」は宿に泊まる行為を指しますが、下宿するという意味でも使われている言葉です。
人の家に泊めてもらい、食事を提供してもらったり、お風呂に入れてもらう場合もあります。
「止宿」は知人宅に泊めてもらう場合にも使われているところが、宿泊施設に泊まる意味を持つ「宿泊」とは違う点です。
「宿泊」の例文
・『白神山地を楽しんだ後、囲炉裏のある旅館に宿泊した』
・『江戸時代から続く旅館に宿泊して、蟹を思い切り食べた』
「止宿」の例文
・『取引先に行くと台風で帰れなかったので、止宿した』
・『友人が止宿することになり、泊まる準備に追われた』
まとめ
同じように「宿」を使った言葉ではありますが、「泊」と「止」の違いがあります。
ここに注目して、どのような行為で使い分ければいいか学んでみましょう。
