昔からの夏祭りなどの際に出店される屋台の中には「射的」と呼ばれるものがあります。
この記事では、「射的」と「射撃」の違いを分かりやすく説明していきます。
「射的」とは?
「射的」とは、元々は、文字通り「的を射る」ということを意味する言葉です。
現在は、温泉場やお祭りの屋台などでゲームとして玩具の銃を使って的を倒すことで景品を得ることを指す場合がほとんどで、他のことを示すために使用することはほぼありません。
英語で表現するなら本来の意味を考慮して「hit」を使用するのが妥当だと考えられます。
「射撃」とは?
「射撃」とは、文字通り「射る、撃つ」ことを表す言葉で、一般的には銃器を使用して弾を発射することそのものか、練習のためにターゲットを狙って撃つことを示す言葉です。
通常は使うことはありませんが、例えば海外で実弾を使用して弾を撃つことを「射撃」と言い、その場所を「実弾射撃場」と呼ぶようなケースで使用されます。
英語では、前述の「hit」よりは「shoot」の方が近いと思われます。
「射的」と「射撃」の違い
「射的」と「射撃」の違いを分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、なにかを狙って何かを発射することを表す言葉ですが、そもそもその対象とする道具や、シチュエーションが全く違います。
つまり、「射的」は弓矢や鉄砲、それに類するものを使用し、「射撃」は銃器を使用します。
「射的」は的にあてることが目的ですが、「射撃」は撃つこと、または撃つ訓練をすることが目的です。
もちろん、「射撃」も的を使用するケースが多いので、結果的には的を撃つことになる場合もあります。
まとめ
この記事では、「射的」と「射撃」の違いに関して説明してきました。
夏祭りの「射的」といえば、通常は玩具の鉄砲に込められたコルクの弾で的となる景品の箱などを倒すものですが、実際にはどの的がどの景品になるかはある程度変更可能であることが多いので、景品の在庫状況に合わせて調節するのが一般的です。