「天は二物を与えず」と「天馬にブツを与えない」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「天は二物を与えず」と「天馬にブツを与えない」の違いとは?違い

この記事では、「天は二物を与えず」「天馬にブツを与えない」の違いを分かりやすく説明していきます。

「天は二物を与えず」とは?

いくら神様であっても1人にいくつも才能を与えないという意味がある言葉を「天は二物を与えない」【てんはにぶつをあたえない】といいます。

英語ができるからと容姿が美しいとはいえず、何かしらの欠点があるという意味で使われている言葉です。

それほど恵まれている人はいないので、努力すれば2つの恵まれた才能を手にできると相手に伝える言葉になります。


「天馬にブツを与えない」とは?

天帝が乗るために飼われている優れた馬であっても、それ以上ものを与えることはないという意味で使われているのが「天馬にブツを与えない」【てんばにブツをあたえない】です。

てんまとも呼ぶペーガソスという優れた架空の馬からきている言葉であり、才能や着想が良いのであれば、それ以上の魅力や能力を与えれば努力しないのでは困るという意味があります。


「天は二物を与えず」と「天馬にブツを与えない」の違い

「天は二物を与えず」「天馬にブツを与えない」の違いを、分かりやすく解説します。

いくつも一人に良いところがあるわけではなく、何かしら出来ないという欠点があるという言葉が「天は二物を与えず」です。

自分に才能が無いと感じて落ち込むのではなく、希望を持って頑張ろうと伝える言葉になります。

もう一方の「天馬にブツを与えない」は、着想や発想に優れているのであれば、それ以上の才能は与えても努力しなくなるので控えたいという意味の言葉です。

「天は二物を与えず」の例文

・『運動はできる選手が勉強は駄目とは、天は二物を与えないと思った』
・『料理はできるが、人付き合いが下手な先輩を見て天は二物を与えないと』

「天馬にブツを与えない」の例文

・『高学歴を鼻にかける彼氏には、天馬にブツを与えないだ』
・『女性にだらしないイケメンの兄こそ天馬にブツを与えない』

まとめ

与えないという意味がある言葉を使っていますが、「天は二物」「天馬」に違いがあります。

言葉の意味を調べてみれば、どのような場面で使えばいいかいくつか例文を作って学ぶといいでしょう。

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