「ただならぬ」と「並大抵のことではない」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ただならぬ」と「並大抵のことではない」の違いとは?違い

この記事では、「ただならぬ」「並大抵のことではない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「ただならぬ」とは?

普通の様子ではないという状況を「ただならぬ」といいます。

「ただならぬ事態に動揺する」といえば、恐怖を感じるほどの状況に落ち着かない人の状態を指すのです。

それほどまずい空気が流れる雰囲気を表し、人はみな何事かと心配に包まれます。

このようなところから、「2人はただならぬ関係」といって、普通に付き合う以上に深い関係性であると伝えられるのです。


「並大抵のことではない」とは?

普通ではない事が起きたとき、「並大抵のことではない」【なみたいていのことではない】といいます。

例えば、「彼女の驚きは並大抵のことではない」といえば、尋常とは思えないほどの驚きに包まれている人の様子を伝えられるのです。

また、頭がおかしいのではないかと思うほど気が狂っているように見える状態を指します。

このように、きちがいに感じる動きや考え方する人だと伝える言葉です。


「ただならぬ」と「並大抵のことではない」の違い

「ただならぬ」「並大抵のことではない」の違いを、分かりやすく解説します。

事態がとてもまずい状態になっていると伝えられるのが「ただならぬ」です。

また、妊娠している体であると伝えられる言葉でもあり、通常ではない状態を指します。

もう一方の「並大抵のことではない」は、普通に苦労するよりもかなり辛いと感じたり、暑さが酷い状況を伝える言葉です。

「ただならぬ」の方が酷い状況を伝えるときによく使われています。

「ただならぬ」の例文

・『ただならぬ事態に職場は酷く動揺して落ち着かなかった』
・『ただならぬ状況に驚きよりも怒りが込みあげてきた』

「並大抵のことではない」の例文

・『捨てた息子との溝を埋めるのは並大抵のことではない』
・『貧しい村から大学院に行かせるのは並大抵のことではない』

まとめ

普通ではない状況を伝えられますが、言葉の意味を調べれば、どのように使えばうまく普通ではない状態であるか伝えられるか分かるようになるでしょう。

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