「それでいて」と「そのざまで」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「それでいて」と「そのざまで」の違いとは?違い

この記事では、「それでいて」「そのざまで」の違いを分かりやすく説明していきます。

「それでいて」とは?

前に述べた事柄と対照的な事柄を後に述べるときに使う接続詞です。

前の事柄とは矛盾するか、予想外のか、驚きのかなどのニュアンスがあります。

例えば、「彼は若いのに、それでいてとても落ち着いている」のように使います。

この場合、「若いのに」「落ち着いている」というのは、一般的には対照的な事柄です。

そのため、「それでいて」という言葉で、その対照性を強調しています。


「そのざまで」とは?

前に述べた事柄の状態や様子を示すときに使う副詞です。

前の事柄は、具体的な動作や状況を表すことが多いと考えられます。

例えば、「彼は泣きながら、そのざまで謝った」のように使います。

この場合、「泣きながら」というのは、彼の動作や様子を表しています。

そのため、「そのざまで」という言葉で、その状態を示しています。


「それでいて」と「そのざまで」の違い

「それでいて」「そのざまで」の違いを、分かりやすく解説します。

「それでいて」は、前に述べた事柄と対照的な事柄を後に述べるときに使われる接続詞です。

前の事柄との対比を強調する意味があります。

その一方で、「そのざまで」は、前に述べた事柄の状態や様子をそのままにして、後に述べる事柄が起こるときに使われる接続詞です。

前の事柄との関連性を示す意味があります。

「それでいて」の例文

・『彼は頭が良い。それでいてスポーツも得意だ』
・『彼はとても若く見える。それでいて、実は50歳なのだ』

「そのざまで」の例文

・『彼は雨の中を走っていった。そのざまで、彼は車にはねられてしまった』
・『彼は無断で会社の金を使った。そのざまで、解雇されてしまった』

まとめ

「それでいて」「そのざまで」は、ともに接続詞の一種で、前の文と後の文をつなげる役割を持ちます。

「それでいて」は、前の文で述べた内容にもかかわらず、後の文で述べる内容が異なることを示します。

その一方で、「そのざまで」は、前の文で述べた内容が原因や理由となり、後の文で述べる内容が結果や帰結であることを示します。

それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。

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