「無力」と「徒労」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「無力」と「徒労」の違いとは?違い

この記事では、「無力」「徒労」の違いを分かりやすく説明していきます。

「無力」とは?

力がないこと、または力が及ばないことを表す言葉です。

自分の意志や能力が実現できない状態を「無力」と言います。

また、「無力」は、自分や他者の力量不足を客観的に表現する言葉です。

ネガティブな意味合いが強く、自分の力を信じられないときや、力を発揮できないときに使われます。


「徒労」とは?

無駄なことに力を尽くすこと、または無駄になってしまった努力を表す言葉です。

自分の力を使って何かを成し遂げようとしたのに、それが実らなかったことを「徒労」と言います。

例えば、次のような文に使われます。

また、「徒労」は、自分や他者の努力が報われなかったことを主観的に表現する言葉です。

ネガティブな意味合いが強く、自分の力が無駄だったと感じるときや、努力が裏切られたときに使われます。


「無力」と「徒労」の違い

「無力」「徒労」の違いを、分かりやすく解説します。

「無力」「徒労」の違いは、力の有無ではなく、力の結果にあります。

「無力」は力がないか、力が及ばないことを表しますが、「徒労」は力があっても、それが無駄になったことを表します。

また、「無力」は客観的な状態を表しますが、「徒労」は主観的な感情を表します。

「無力」の例文

・『政府はこの問題に対して無力だと批判されている』
・『私は彼女の苦しみを見ているだけで無力な気持ちになった』

「徒労」の例文

・『彼女は彼の心を変えようとしたが、徒労感に襲われた』
・『彼はこの試験のために一生懸命勉強したが、それも徒労に終わった』

まとめ

「無力」「徒労」は似たような意味を持つ言葉ですが、微妙な違いがあります。

「無力」とは、力がないこと、または力が及ばないことです。

自分の意志や能力ではどうにもならない状況に置かれていることを表します。

その一方で、「徒労」とは、努力しても無駄になること、または無益な労苦です。

目標や目的に向かって力を尽くしたのに、それが実らなかったことを表します。

それぞれの言葉を使い分けられるように注意しましょう。

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