この記事では、「斜め」と「傾め」の違いを分かりやすく説明していきます。
「斜め」とは?
基準となる線や面に対して、ぴたりと一致していない状態を指します。
例えば、「帽子を斜めにかぶる」「道路を斜めに横切る」などのように使います。
また、「斜め」は、普通とは違っているさまや、普通でないさまを表す言葉としても使われます。
例えば、「ご機嫌が斜めだ」「世間を斜めに見る」などのように使います。
さらに、「斜め」は、普通やひととおりのさまを表す言葉としても使われます。
「傾め」とは?
「傾く」という動詞の連用形で、傾くことや傾く動作を指します。
例えば、「首を傾める」「顔を傾める」などのように使います。
また、「傾め」は、「傾げる」という動詞の連用形で、傾けることや傾ける動作を指します。
例えば、「耳を傾める」「目を傾める」などのように使います。
さらに、「傾め」は、「傾向」という名詞の略語で、ある方向や性質に偏っていることやそのさまを指します。
「斜め」と「傾め」の違い
「斜め」と「傾め」の違いを、分かりやすく解説します。
「斜め」は、水平や垂直とは違う角度であることを表す名詞や形容動詞です。
その一方で、「傾め」は、「傾く」や「傾げる」という動詞の連用形で、何かが斜めになる動作や状態を表します。
また、「斜め」と「傾め」は、どちらも斜めという意味合いがありますが、前者は名詞や形容動詞として、後者は動詞として使われるという違いがあります。
「斜め」の例文
・『かばんを斜めにかける』
・『道路は川に向かって急に斜めになっている』
「傾め」の例文
・『頭を傾めて考える』
・『グラスを傾めて飲み干す』
まとめ
「斜め」と「傾め」は似ている言葉ですが、使い方に違いがあります。
「斜め」は形容動詞で、何かが水平や垂直とは違う角度にあることを表します。
その一方で、「傾め」は動詞で、何かを水平や垂直とは違う角度に動かすことを表します。
それぞれの言葉で正しく使い分けるようにしましょう。