「かち合う」と「鉢合わせる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「かち合う」と「鉢合わせる」の違いとは?違い

この記事では、「かち合う」「鉢合わせる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「かち合う」とは?

物事や意見が対立することや、互いに譲らないことを表します。

例えば、「意見がかち合う」「予定がかち合う」「利害がかち合う」などのように使います。

また、物や人がぶつかり合うことや、衝突することを表します。

例えば、「車がかち合う」「頭がかち合う」「拳がかち合う」などのように使います。

この意味では、「鉢合わせる」とほぼ同じですが、「かち合う」の方がより強い衝撃や音を伴う場合に使われることが多いと考えられます。


「鉢合わせる」とは?

思いがけなく出会うことや、偶然に遭遇することを表します。

例えば、「友人と鉢合わせる」「犯人と鉢合わせる」「恋人の浮気相手と鉢合わせる」などのように使います。

この言葉の語源は、出会いがしらに頭と頭がぶつかり合うことを言ったもので、その形状から「頭蓋骨」「頭」を表す「鉢」という言葉が使われました。

この意味では、「かち合う」とほぼ同じですが、「鉢合わせる」の方がより偶然性や意外性を強調する場合に使われることが多いと考えられます。


「かち合う」と「鉢合わせる」の違い

「かち合う」「鉢合わせる」の違いを、分かりやすく解説します。

「かち合う」は、互いに相手の意向や考え方などに反することや、互いに同じものを求めて競争することを表します。

その一方で、「鉢合わせる」は、互いに予期せずに同じ場所に出くわすことや、互いに頭と頭がぶつかることを表します。

「かち合う」の例文

・『この道は交通量が多く、車と自転車がかち合うことが多い』
・『二人の意見はよくかち合うが、それがかえって刺激になっている』

「鉢合わせる」の例文

・『彼女と浮気相手が鉢合わせる場面に出くわした』
・『鉢合わせしないように、彼女は彼の行動パターンを把握していた』

まとめ

「かち合う」「鉢合わせる」の違いは、前者は「争う」「対立する」の意味で、後者は「偶然に出会う」「ぶつかる」の意味で使われます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。

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