この記事では、「こぼれ話」と「余談」の違いを分かりやすく説明していきます。
「こぼれ話」とは?
こぼれ話とは、物事の本筋から外れていてさほど重要ではないけれど、ちょっと興味を引くような話題のことをいいます。
余話や余談ということもあります。
こぼれ話の「こぼれ」は「こぼれる」という言葉からきています。
「こぼれる」は液体が容器からあふれて外へ落ちることを表していて、そこから本筋から外れた話をこぼれ話というようになりました。
「余談」とは?
余談とは、用件以外の話や本筋から外れた話のことをいいます。
余談は雑談の一種で、何かの役に立つとは見込まれていません。
本筋と多少関係しているものの、本筋とは異なるものを指しています。
余談は、小説などで用いられることもあります。
「こぼれ話」と「余談」の違い
こぼれ話も余談も、本筋から外れた話のことをいいます。
同じ意味で用いられていることが多いです。
ただし、こぼれ話の方が人の興味を引くような面白い話というニュアンスが強いです。
余談は本筋から外れているというニュアンスが強くなっています。
「こぼれ話」の例文
・『この間見たトーク番組では、映画撮影中のこぼれ話を披露していた』
・『徳川家康に関するこぼれ話を何か知らないか』
・『理科の先生は理科にあまり関係ない授業のこぼれ話を聞かせてくれる』
「余談」の例文
・『余談ですが、この店にはテレビで活躍しているお笑い芸人も頻繁に通っているそうです』
・『余談ですが、私の妻もこの商品が好きでよく購入しています』
・『余談ですが、10年前に開催されたコンサートには私も参加していました』
まとめ
こぼれ話も余談も、本筋から外れた話のことを表す言葉です。
同じ意味として用いられており、大きな違いはありません。
ただし、こぼれ話の方が人の興味を引くような面白い話というニュアンスが強いです。
余談は、本筋から外れているというニュアンスが強くなっています。