この記事では、「こまめに」と「度々」の違いを分かりやすく説明していきます。
「こまめに」とは?
こまめにとは、配慮が細やかでまめまめしく働くことを表しています。
「こまめ」には、労を惜しまずによく働くという意味があります。
こまめは漢字では「小忠実」と書きますが、漢字で書くことはほとんどありません。
「度々」とは?
度々とは、物事が何度も繰り返されることをいいます。
「いくども、しばしば」といった意味があります。
例えば、「度々旅行に出かける」という場合、何度も旅行に出かけていることを表しています。
「こまめに」と「度々」の違い
こまめには細かいところまで配慮して良く働くことを表していて、度々は同じことを何度も繰り返すことを表しています。
「花瓶の水をこまめに替える」という場合、何度も水を替えているので「度々水を替える」と同じ意味になります。
こまめにには良く働くというニュアンスが含まれていて、度々にはそういったニュアンスはありません。
「こまめに」の例文
・『夏は熱中症が心配なので、こまめに水分補給をしてください』
・『彼は単身赴任をしていますが、家族とはこまめに連絡を取り合っているようです』
・『彼女はきれい好きなので、こまめに部屋の掃除をしています』
・『インフルエンザが流行しているので、こまめに換気やうがい、手洗いをすることが必要だと思います』
「度々」の例文
・『私はお気に入りのレストランに度々足を運んでいます』
・『度々のお電話申し訳ございません。伝え忘れていたことがあり、再度ご連絡いたしました』
・『彼女は海外旅行が好きで、度々ヨーロッパに出かけていきます』
・『彼が度々遅刻をするのは、朝起きられないからです』
まとめ
こまめには細かいところまで配慮して良く働くことを表していて、度々は同じことを何度も繰り返すことを表しています。
同じ意味で用いられることもありますが、こまめにには良く働くというニュアンスが含まれます。