この記事では、「入り込む」と「割り込む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「入り込む」とは?
「入り込む」とは、「ゴミが入り込む」や「空気が入り込む」といったように中に入ること、奥深くはいることを意味します。
何かの中にすぽっと入って行くことが「入り込む」となり、例えば、「布団の中に入り込む」の場合、布団の中にすぽっと入って行くことを表す言葉になります。
言い換えれば、「立ち入る」や「乗り込む」「飛び込む」「転がり込む」「入る」などになります。
「割り込む」とは?
「割り込む」とは、無理に押し分けて入り込むことを意味します。
また、「割り込む」には、取引相場で相場がある値段よりも安くなることも意味します。
例えば、「列に割り込む」の場合、並んでいる列の間に無理矢理に入ることを意味します。
また、「話に割り込む」の場合は、話している人の間に違う話を持ち掛け話に入り込むことを意味します。
言い換えれば、「妨害」や「邪魔」「干渉」「介入」「妨げ」などになります。
「入り込む」と「割り込む」の違い
「入り込む」と「割り込む」の違いを、分かりやすく解説します。
「入り込む」と「割り込む」は全く異なった意味を持つ言葉です。
「入り込む」は単に中に入ることを意味する言葉で悪い意味として用いられることはありません。
しかし、「割り込む」の場合は無理矢理押し分けて入り込むことを意味するため、良い意味として使用されることはありません。
このような違いがあるため、使用する際には注意が必要です。
「入り込む」の例文
・『子どもの頃、お布団の中でパパとママの間に入り込むのが好きでした』
・『どうしても、シートを張る際に空気が入り込んでしまいます』
「割り込む」の例文
・『列に割り込む人に勇気を出して注意しました』
・『彼女は、いつも私たちの会話に割り込んできます』
まとめ
「入り込む」と「割り込む」の違いは以上です。
「割り込む」は妨害や邪魔をするといったニュアンスを含む言葉になるため、「入り込む」と同じような意味として用いることはできません。