物事や行動などが変なことや特別なものを表す言葉には「おかしな」や「特殊な」があります。
この記事では、「おかしな」と「特殊な」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おかしな」とは?
「おかしな」とは滑稽なさまや状態、笑えることを表す言葉です。
「おかしな」はこれ以外にも奇妙なや変なことを表す時にも使うことが可能です。
「おかしな」の語源は古語の「をかし」であり、この言葉は美的概念を表すものとして使われていました。
この「をかし」は「もののあはれ」と一緒に平安時代の文学によく使われていました。
「特殊な」とは?
「特殊な」とは内容や性質などが他とは大きく違うことを表す言葉です。
「特殊な」はこれ以外にも使用や方法が限定されていることや目的、用途が限られていることを表す時にも使うことが可能です。
この言葉に使われている「殊」はとりわけという意味と他とは異なるという意味があります。
「特殊な」の類義語には「特別な」や「独特な」、「独自の」などがあり、これらはオリジナリティが存在するという意味でも使います。
「おかしな」と「特殊な」の違い
「おかしな」は滑稽なことや奇妙なことを表す意味の言葉です。
「特殊な」は内容や性質が他とは違うことや限定されていることを表す言葉です。
「おかしな」は主観的な感情や判断であり、人によって差があります。
「おかしな」の例文
・『ピエロはおかしな動作することで子供たちを大笑いさせました』
・『おかしな服を着ている男性を見つけたので、警察官は職務質問しました』
「特殊な」の例文
・『この兵士は特殊な訓練を受けているので、過酷な場所でも迅速に作戦を遂行することが可能です』
・『特殊な素材を使っているので、カレーに独特なうま味が出てとても美味しくなりました』
まとめ
「おかしな」は滑稽なことや奇妙なことを表す言葉であり、「特殊な」は他と内容や性質が違うことを表す言葉です。