「お手上げ」と「万事休す」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「お手上げ」と「万事休す」の違いとは?違い

この記事では、「お手上げ」「万事休す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「お手上げ」とは?

どうあがいても、これ以上は解決できる策が見当たらないという状況で使われているのが「お手上げ」【おてあげ】です。

何度も問題を解くために挑戦してもまったく回答できないときや、相手の性格が気難しいので、付き合い方が分からないといったとき「自分はもうお手上げだ」といった使い方をします。

かなり難しい問題にぶつかったときは「本当にお手上げ状態だ」とつらい胸の打ちを明かすのです。


「万事休す」とは?

もうすでに解決方法はないという意味で使われているのが「万事休す」【ばんじきゅうす】です。

どう考えても施す方法が見当たらないので、手を出すことすら出来ないという段階で使われています。

万事尽きるという意味があり、元々は両手を挙げる行動から自分は成す術が見当たらないと相手に分かりやすく伝える行動からきている言葉です。


「お手上げ」と「万事休す」の違い

ここでは「お手上げ」「万事休す」の違いを、分かりやすく解説します。

何を考えてもいい解決策が見つからないので、もう自分は関わりたくないという気持ちを伝えるのが「お手上げ」です。

それだけ相手の性格が悪いので、うまく交流できないと思う場面で使われています。

もう一方の「万事休す」は、すでに成す術がない状態であり、どのようにしたらいいか手を挙げて降参する気持ちを伝える言葉です。

「お手上げ」は日常的に使いやすい言葉ですが、「万事休す」は職場や文章で使う言葉として使われている点が違います。

「お手上げ」の例文

・『何度も駆除しては、また電信柱に巣を作る鳥にお手上げだ』
・『あまりにも難しいヒンズー語を完全に覚えるのはお手上げ』

「万事休す」の例文

・『弟の大怪我は完全に治りそうになく、万事休す』
・『とても今年中に終わりそうにない作業に万事休す』

まとめ

もう何をしても無理があるという状況を伝えるとき使う言葉を2つご紹介しました。

どういった状態であると駄目なのか着目して、使いこなしてみましょう。

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