この記事では、「多彩」と「千差万別」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「多彩」とは?
1種類だけではなく、何通りもの色があることを「多彩」【たさい】といいます。
原色や淡い色まで実に色々あるからこそ自分好みにより近いものが選べるのです。
使い方としては、「多彩な色使い」といえば、目にも鮮やかな色を何種類も塗った美しい絵画といえます。
このようなところから、「多彩な顔ぶれ」といって、色々な国の代表者が集まって華やかな雰囲気であるという状況を伝えられる言葉です。
「千差万別」とは?
何通りもの方法があることを「千差万別」【せんさばんべつ】といいます。
人それぞれに異なった考え方があると伝えられる言葉になるのです。
とくに、人の考え方や性質、個性がいかに人により変わってくるところが面白いか伝えられます。
また、種類にも色々あるところが選択肢の幅が多くなり、より個人に見合うものが選べる時代であるともいえるのです。
「多彩」と「千差万別」の違い
ここでは「多彩」と「千差万別」の違いを、分かりやすく解説します。
濃い色から淡い絵の具を使った絵画は、実に魅力的で美しい「多彩」な作品となります。
このようなところから、「多彩な日本料理が並ぶ」というように、いかに色々な種類の調理の仕方から選べるか伝えられるのです。
もう一方の「千差万別」は個性やものの考え方には実に色々あり、そこがまた人間の面白いところであると伝えられます。
「千差万別の答えが集まった」というように、いかに色々な回答が集まったか伝えられます。
「多彩」の例文
・『多彩な色鉛筆を使った似顔絵は実に奥深い』
・『弟は柔道から絵画、三味線と多彩な才能を発揮する』
「千差万別」の例文
・『同じように見えても、職人が作った算盤は千差万別だ』
・『顔こそ似ているが、6人兄弟の性格は千差万別である』
まとめ
いかに色々な色や種類が揃うか表すのが「多彩」であり、それぞれの個性や考え方があるか伝えるときは「千差万別」を使うと覚えておけばいいでしょう。