「取り出す」と「引っ張り出す」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「取り出す」と「引っ張り出す」の違いとは?違い

この記事では、「取り出す」「引っ張り出す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「取り出す」とは?

引き出しや箱の中から必要な物だけを手にするため手で持って出す行為を「取り出す」【とりだす】といいます。

例えば、CDを収納するケースから聴きたい音楽のアルバムだけを取り出して機械にセットして聴きます。

他にも、これから使う文房具を箱の中から取り出して使うわけです。

抜くというよりも、自分の手で確実に特定の物を掴んで持ち出す行為を指すために使います。


「引っ張り出す」とは?

引き出しの奥に入り込んでしまった服を取り出したいのに、引っかかって簡単に取り出せないときぐいと勢いをつけて手前に引くことを「引っ張り出す」【ひっぱりだす】といいます。

無理矢理に服を引っ張るので伸びてしまう可能性があり、簡単には取り出せない場合にのみ使う方法でもあるわけです。

このようなところから、倉庫の奥に置いてある物に力を入れて手前に引っ張り出して移動させます。


「取り出す」と「引っ張り出す」の違い

ここでは「取り出す」「引っ張り出す」の違いを、分かりやすく解説します。

これから自分が見たいと思うDVDを収納ケースの中から慎重に手に取り、出す行為を「取り出す」といいます。

また、紙を切るとき必要なハサミを選んで手に取るという行為を指すのです。

もう一方の「引っ張り出す」は簡単に手が届かず、引き出しの奥に入り込んでしまったとき選ぶ手段になります。

このようなところから、家具の下敷きになっている人を掴み、力を込めて引き出すときに使う言葉です。

「取り出す」の例文

・『会計するとき、部長はカードを取り出すため財布を取り出した』
・『入り込んだ鍵を取り出すため、奥深くに手を突っ込んだ』

「引っ張り出す」の例文

・『悪酔いする客をスタッフが店外に引っ張り出す』
・『袋の奥深くに入る肉を指で挟んで引っ張り出す』

まとめ

物を出す行為を指す言葉ではありますが、普通に手に取るか、奥深くに入り込んでしまった状況を回避するために使う手段か学ぶといいでしょう。

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