この記事では、「品薄」と「品枯れ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「品薄」とは?
需要が多いため、十分な数が揃っていない状態を「品薄」【しなうす】といいます。
このような状況になるのは、工場が大規模停電になって機械が動かない、従業員が仕事を放棄して働き手がいなくなり、十分な数の生産ができないといった理由からくるのです。
他にも災害で工場が被災しているので、当分は生産できないので商品の数が足りなくなるという問題が起きたとき「品薄状態」が続きます。
「品枯れ」とは?
もう商品の在庫が無いため、市場で販売できない状態を「品枯れ」【しながれ】といいます。
生産がすでに追いつかず、出荷もできない状態であるため、いくら待っても買えないのです。
仕入れ先もすでに在庫が底をつき、仕入れ担当者さえどう行動すればいいか困ります。
「品枯れ」の使い方としては、「この商品はすでに品切れであるため販売できません」と事態を伝えるのです。
「品薄」と「品枯れ」の違い
ここでは「品薄」と「品枯れ」の違いを、分かりやすく解説します。
需要が多いため商品の数が追いつかず、すべての人に売れるだけの数が足りていない状態を「品薄」といいます。
このような状況に陥る原因には工場が被災したり、生地が足りず生産ができないといった理由が挙げられるのです。
もう一方の「品枯れ」は売れる商品であるため在庫がすぐ無くなり、出荷ができない状態になっている状態を指します。
メーカーの工場では必死に生産していますが需要に追いつかず、すぐ出荷して販売できない状況です。
「品薄」の例文
・『広告に載っていたお洒落な新商品が品薄状態で買えない』
・『工場が被災して十分な数が生産できず、品薄状態に陥った』
「品枯れ」の例文
・『大人気の靴が品枯れ状態で1足も買えなかった』
・『どの店に問い合わせても、品枯れの商品は在庫がない』
まとめ
「品」を使った言葉ですが、「薄」と「枯れ」の違いが挙げられます。
どのような状況を指すかに注目して、使い分けてみるといいでしょう。