「醜い」と「無様」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「醜い」と「無様」の違いとは?違い

この記事では、「醜い」「無様」の違いを分かりやすく説明していきます。

「醜い」とは?

主に外見や姿勢に関する言葉で、美しくない、不細工、汚いという意味があります。

人の顔や体、動物や植物、物の形や色などに使われます。

例えば、「醜い顔をする」「醜い傷跡」「醜い虫」などです。

また、「醜い」は、道徳的に悪い、不正な、恥ずべきという意味もあります。

人の行為や性格、事件や事態などに使われます。

例えば、「醜い犯罪を犯す」「醜い欲望に支配される」「醜い争い」などです。

この場合、「醜い」は、強い非難や嫌悪の感情を表します。


「無様」とは?

主に人の動作や様子に関する言葉で、手際が悪い、ぎこちない、ふてぎわが悪いという意味があります。

人の話し方や歩き方、落ち方や寝方などに使われます。

例えば、「無様な話し方をする」「無様に転ぶ」「無様に横たわる」などです。

また、「無様」は、体裁が悪い、見栄えが悪い、恥ずかしいという意味もあります。

人の服装や髪型、部屋や机の整理などに使われます。

例えば、「無様な服装する」「無様な髪型になる」「無様な部屋に住む」などです。

この場合、「無様」は、軽いあざけりや自嘲の感情を表します。


「醜い」と「無様」の違い

「醜い」「無様」の違いを、分かりやすく解説します。

「醜い」は、見た目や行動に対して使われることが多く、軽蔑や嫌悪の感情を表します。

その一方で、「無様」は、状況や結果に対して使われることが多く、恥ずかしいや情けないという感情を表します。

また、「醜い」「醜態」という名詞になりますが、「無様」「無様さ」という名詞になります。

「醜態」は、誰もが恥ずかしいと思うような、みっともない状況のことを言います。

「醜い」の例文

・『醜い争いはやめて、仲良くしましょう』
・『彼は醜い嘘をついて、みんなをだました』

「無様」の例文

・『彼女は無様に泣きじゃくって、周りの人に迷惑をかけた』
・『この服はサイズが合わなくて、無様だ』

まとめ

「醜い」「無様」という言葉は、どちらも何かが見苦しい、格好が悪い、恥ずかしいという意味を表す形容詞ですが、使われる場面やニュアンスには違いがあります。

それぞれ使い分けられるように注意しましょう。

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