「ターム」と「スパン」には、どのような違いがあるのでしょうか。
意味の違いについて、使い方などを含めわかりやすく説明します。
「ターム」とは?
「ターム」の語源は英語“term”です。
“term”の意味は、(一定の)期間、期限、任期や(学校・大学の 3 学期制度の) 1 学期などになります。
このような意味を持つ“term”が語源となった「ターム」には、ある時点からある時点までを意味する期間や期限。
また、専門用語や学術用語といった意味もあります。
「ターム」の言葉の使い方
期間や期限といった意味で「ターム」を使用する場合、教育現場で「3ターム制」と言えば、3学期制のこと。
「1ターム60分」と言えば、1回の授業時間が60分間であることを意味します。
そのほか、「ショートターム」は短い期間。
「ロングターム」は長い期間を意味する言葉として用いられます。
「スパン」とは?
「スパン」も語源は“span”です。
“span”の意味は、(ある物事が及ぶ)期間、短時間。
(端から端までの)全長、全範囲、径間(わたりま)などになります。
このような意味を持つ“span”が語源となった「スパン」には、時間の幅といった意味があります。
時間的な間隔を意味するほか、端から端までの全長なども意味しています。
「スパン」の言葉の使い方
時間の幅を意味する「スパン」は、「3年スパン」や「半年スパン」などといった形で用いられます。
意味は、3年の期間、半年の期間、といったものになります。
そのほか、「短いスパン」や「長いスパン」などといった形で用いられることが多い言葉になります。
「ターム」と「スパン」の違い
どちらも、「期間」を意味する言葉になります。
そのうえで、「ターム」は決められた期間、所定の時間を意味し、「スパン」は、物事の時間の長さを意味します。
決められた期間の幅を意味する「ターム」。
ある時からある時までの時間や距離を意味する言葉が「スパン」。
このような違いがあります。
まとめ
以上のような違いがあるため、使用する際には適切な使い分けが必要です。