「きりがない」と「果てしない」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「きりがない」と「果てしない」の違いとは?違い

この記事では、「きりがない」「果てしない」の違いを分かりやすく説明していきます。

「きりがない」とは?

きりがないとは、いつまでも十分にならないとか終わりがない、際限がないといった意味の言葉になります。

きりがないの「きり」は、最後や終い、限度といった意味の「限り」からきています。

限度がないという意味で、現在は漢字だと「切りが無い」を使います。

きりがないは、何かをやり出したらいつまでも続くような状況で使われます。


「果てしない」とは?

果てしないとは、終わりがなくどこまでも続いていくさまのことをいいます。

限りがないとか終わりがないという意味で、時間や空間を表す時などによく使われる言葉です。

「果て」は、「終わり、最後」といった意味になります。


「きりがない」と「果てしない」の違い

きりがないも果てしないも終わりがないとか際限がないといった意味の言葉ですが、使われる場面には違いがあります。

きりがないは何かをしていていつまでも続くような場面で使われることが多く、うんざりするといったニュアンスが含まれています。

それに対して果てしないは、時間や空間を表現する場合に使うことが多いです。

果てしない海ということはありますが、きりがない海とはいいません。

「きりがない」の例文

・『彼は話し始めるときりがないので付き合うのが面倒だ』
・『人間の欲望にはきりがないな』
・『文句を言いだしたらきりがない』

「果てしない」の例文

・『目の前には果てしない大海原が続いている』
・『ほんの数時間のことだったが私には果てしない時間に思えた』
・『果てしない暗闇の中を私たちは何時間も彷徨い続けた』

まとめ

きりがないと果てしないは、どちらも際限なく続くことを表す言葉です。

きりがないは何かをしていていつまでもそれが続くような場面で使うことが多く、果てしないは時間や空間がどこまでも続くような場面で使われることが多いです。

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