この記事では、「才能」と「実力」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
それでは「才能」の意味の方から見ていきましょう。
「才能」とは?
最初に「才能」の意味をご説明致します。
「才能」(さいのう)とは、対象となる物事や得意分野を、特別に教えられなくとも上手にこなしてしまう生まれつきの能力を指している言葉となります。
「実力」とは?
次に「実力」の意味を解説していきます。
「実力」(じつりょく)の場合は、自分が実際に発揮できる力を表しております。
また、対象となる物事を達成するために発揮できる行動力などの力を指しているのです。
「才能」と「実力」の違いとは?
この項目においては、「才能」と「実力」の違いを取り上げてみましょう。
「才能」の場合は、オールマイティーにこなせてしまう生まれつきの能力を指しております。
「実力」の方は、2つの意味があります。
1つ目は、自分が実際に持っている力を指しております。
また、目的を達成するために発揮される力や行動力などを指せる言葉です。
「才能」と「実力」の使い方の違い
ここでは「才能」と「実力」の使い方の違いを説明します。
「才能」を使うときは、生まれ持った能力を発揮したときや、発揮できる環境にある場合に使われます。
「実力」を使いたいときは、自分の持っている力を出すときや、目的達成のために動く力などを表すときに使うものです。
それぞれの使い方を見ていきましょう。
前者の使い方
・「彼の絵の才能は、生まれ持ったものなのでしょう。非常に彼の才能が羨ましいと思っております」
後者の使い方
・「エースパイロットの実力は、未熟なパイロットからすると非常に恐ろしいものがあります」
「才能」を使った例文
それでは「才能」を使った例文を書いていきます。
・『彼は音楽の才能があり、現在はミュージシャンとして活動しております』
・『芸能界という世界は、特に才能が必要とされる世界でしょう。音楽の才能や俳優の才能、バラエティの才能など様々なものが求められます』
・『ドラム才能をもっと伸ばしてやるために、プロのドラマーからレッスンを受けさせることにしました』
・『何でもできる才能というのは、非常に素晴らしいと思います。自分もその才能が欲しいと思いました』
・『才能がなくても、やっていける世界は、ある意味で公務員だろう』
「実力」を使った例文
最後の項目において、「実力」を使った例文を書きます。
・『日々の訓練によって実力をつけてきました』
・『実力を発揮するには、きちんとした環境を整えてやる必要があります』
・『零戦の実力は、グラマンよりも防御面以外では全て勝っていたと言っても過言ではないだろう』
・『やむを得ず実力行使するときもあります』
・『営業の世界は、実力がものを言う世界となります』
まとめ
まとめとして、「才能」とは特に教育やレッスンなどをされなくても、簡単に対象となることをこなしてしまうことを指しております。
「実力」の場合は、自分が持っている力を発揮することを指します。
もうひとつが、目的達成のために自分が使える力や行動力などを表すこともできる言葉です。