この記事では、「normal」と「ordinary」の違いを分かりやすく説明していきます。
「normal」とは?
“normal”の主な意味は5つあります。
1つめは、標準の、普通のです。
いくつかの数や量を足して、その中間の値といった意味になります。
平均的なということを指しています。
たとえば、血圧の場合でいうと、高血圧の基準が140/90mmHg以上で、日本では低血圧の明確な定義はありませんが、最高血圧が100mmHg以下の場合を低血圧としています。
高血圧と低血圧の中間くらいの値が、平均、標準になります。
2つめの意味は、知能などがほぼ平均的な、精神状態が平常なです。
学校にはテストがあり、学力をはかられます。
テストの結果が出た後、平均点というものが発表されることでしょう。
この値に近いことを、知能がほぼ平均的といえます。
3つめは、数学で線などが垂直のです。
直線と直線が直角にまじわることをいいます。
4つめは、化学で溶液が1規定のです。
5つめは、生物や医学で実験的処置を加えておらず常態のです。
実験動物はある遺伝子を欠損させたり、ある薬品を投与されたりします。
こういった処置をしていないという意味です。
「normal」の使い方
平均の、普通のという意味で使用をします。
とびぬけて何かが高かったり、低かったりしないことです。
「ordinary」とは?
“ordinary”の主な意味は4つあります。
1つめは、普通の、通常のです。
いつもと変わらないという意味になります。
日常会話、日常生活などの、普通の、通常を意味しています。
2つめは、並の、平凡なです。
良くも悪くもない、中程度といった意味になります。
たとえば、野球選手といってもメジャーリーグで活躍する人もいれば、日本の野球界で特別大きな活躍をしない人もいます。
並みのというのは、プロ野球でいえば、テレビで頻繁に取り上げられるほどの活躍は見せていないけれど、プロ野球界でそれなりにやっているような選手をいいます。
特別ではないことを指している言葉です。
3つめは、直轄のです。
直接に管轄することをいいます。
とくに判事や聖職者が直接管轄することです。
4つめは、数学で常微分方程式のです。
「ordinary」の使い方
いくつかの意味がありますが、並のという意味で使われることが多いです。
良くも悪くもない、特別でないことをいいます。
「normal」と「ordinary」の違い
普通のという意味が似ていますが、同じことを指しているのではありません。
“normal”は平均といった意味の普通です。
いくつかもののの中間を意味しています。
“ordinary”は特別ではないという意味です。
良くも悪くもない、他と比べてとびぬけていないといったことをいいます。
まとめ
普通という意味が似ている2つの言葉ですが、それぞれの言葉が持っている意味は異なります。