この記事では、「願望」と「野心」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「願望」とは?
自分がかなえたいと思う希望を取り上げて、心から現実のものになるよう願うことを「願望」【がんぼう】といいます。
身近な願いを取り上げるところが重要であり、努力すれば手が届くような望みをかなえたいと思うのです。
ただ、自分の能力には到底見合わないと思う願いに目を向けて望むところが無理と感じられるような高い願いを掲げます。
「野心」とは?
自分がやりたいことに向って突き進む気持ちを「野心」【やしん】といいます。
まるで野山を駆け巡って獲物を獲る野獣的な動きと心を持って挑戦したり、挑もうとするその心に焦点を当てている言葉です。
願いを現実のものにするため強引なやり方をもいとわず、手段さえ選びません。
主に、自分の立場にはとても似つかわしくないと思うほどの高すぎる望みを掲げるのです。
「願望」と「野心」の違い
ここでは「願望」と「野心」の違いを、分かりやすく解説します。
身の丈に合う望みを掲げて願う行為を「願望」といい、身近にかなえられると思うことを取り上げて強く願って望むのです。
もう一方の「野心」は、大きく前進して道を切り開いて行くその気持ちを「野心」といいます。
「野心家」といえば欲望を持って前向きに突き進むその行動を見せる人を指す言葉です。
この2つの大きな違いは、すぐにもかないそうな願いを掲げることを「願望」といい、勢いよく目的に向って行動する気持ちを「野心」といいます。
「願望」の例文
・『彼の願望は元気で可愛い子供を2人産むことだ』
・『結婚願望がある男女を公民館に集めて、集団お見合いする』
「野心」の例文
・『商店街に外国人を呼ぶ彼女の野心的な考え方が好きだ』
・『野心家の彼は若者を呼び込むため日々努力している』
まとめ
望みをかなえるため前向きな考えで突き進む人の願いを表す言葉を取り上げました。
どのような願いを取り上げるかに焦点を当てて、使い分けてみましょう。
