「営利」と「利益」の違いとは?分かりやすく解釈

「営利」と「利益」の違いとは?違い

「営利」「利益」はどちらも金儲けに関係する言葉です。

2つの言葉はそれぞれ具体的に何を意味しどのような違いで使い分ければいいのでしょうか。

今回は、「営利」「利益」の違いを解説します。

「営利」とは?

「営利」とは、「財産上の収入を目的にして行動すること」を意味する言葉です。


「営利」の使い方

行動する理由として財産上の収入や金銭の獲得を目的にすることを指します。

平たく言えば金儲けのための行為を指す言葉で、金を儲けたいがために行われる活動や事業に対して用いる表現です。

一般的にはボランティアや慈善事業など財産上の収入を目的としない活動と区別するために使われることが多く、ビジネスや商売などが「営利」に当たります。


「利益」とは?

「利益」とは、「活動を通じて生み出された好ましい差分」を指す言葉です。

「利益」の使い方

ものを買った時とは違う値段で売った場合、買った値段と売った値段とで差分が生まれます。

そのような差分のうち金銭的にプラスになる好ましい差分が「利益」です。

一般的には活動によって増加した富を指し、収入から支出を差し引いたものが「利益」に当たります。

「営利」と「利益」の違い

金儲けを目指して行動することが「営利」、活動によって生じた富が「利益」という違いで区別されます。

「営利」「利益」を目指して行動することを表す言葉であり、行動の結果として得られる儲けが「利益」です。

「利益」とは逆の好ましくない差分のことを「損失」といいます。

活動が上手くいかずに損失が出たとしても活動の目的が財産上の収入を目指した金儲け目当てであれば「営利」に当たります。

「営利」の例文

・『営利企業なので収益を無視するわけにはいかない』
・『営利誘拐を目論む』

「利益」の例文

・『今月は利益が少ない』
・『経費削減に成功し利益が大幅に増加した』

まとめ

「営利」「利益」は同じような場面で使われる言葉ですが意味は全く異なります。

それぞれの意味を正しく理解して使い分けてください。

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