「間引く」と「略す」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「間引く」と「略す」の違いとは?違い

この記事では、「間引く」「略す」の違いを分かりやすく説明していきます。

「間引く」とは?

「間引く」は、野菜などの農作物を育てる際に十分に生育させるために間を隔てて抜いてまばらにすることを意味します。

野菜などの農作物を育てる際、そのまま放置していると密集し十分な栄養を農作物が蓄えることができません。

そのために、密集している中から必要なものだけを残し不要なものを取り除くことを「間引く」と言います。

そのほか、「電車を間引いて運転する」といったように本来あるべきものを省くこと。

口べらしのため嬰児を殺すといった意味もあります。


「略す」とは?

「略す」は、全体の内の一部を省くこと。

また、一部を省くことで簡単にすることを意味します。

他の言葉に言い換えれば、「省略する」「省く」になります。

不要なものを取り除くことで全体を簡略にすることが「略す」です。

「名称を略す」「登場人物を略す」「語尾を略す」などといった形で使用します。


「間引く」と「略す」の違い

「間引く」「略す」の違いを、分かりやすく解説します。

「間引く」は野菜などの農作物を育てる際に十分に生育させるために間を隔てて抜いてまばらにすること。

また、本来あるべきものを省くといった意味があります。

一方、「略す」は全体の内の一部を省くこと。

また、一部を省くことで簡単にすることを意味します。

「省略する」「省く」ことを意味します。

このように、不要なものを取り除き必要なものだけを残すといった意味では同じ意味を持つ言葉です。

そのうえで、用いられる状況、内容に違いのある言葉になります。

「間引く」の例文

・『私は祖母の畑で野菜を間引くお手伝いをしています』
・『間引いた野菜は捨てる必要はなく食べることも可能です』

「略す」の例文

・『最近はグループ名などを略すことが多い』
・『新入社員が語尾を略す話し方ばかりするため注意した』

まとめ

似た意味を持つ言葉でも、「間引く」「略す」とでは使用される状況に違いがあります。

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