「奇妙」と「異常」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「奇妙」と「異常」の違いとは?違い

この記事では、「奇妙」「異常」の違いを分かりやすく説明していきます。

「奇妙」とは?

「普通とは違う、何かしら不思議な要素を持った状況のこと」を指す言葉です。

特に、良い意味でも、悪い意味でもない、とにかく普通とは違う感覚になる際に使う言葉と言えます。

例えば、「奇妙な夢を見た」「奇妙な出会いがあった」「奇妙な音がする」などのように使います。

また、「奇妙」は、「妙」の略としても使われます。

この場合、「妙」とは、「すぐれている」という意味ではなく、「奇妙」の同義語として使われます。

例えば、「妙な話だ」「妙な感じがする」「妙な人だ」などのように使います。


「異常」とは?

「普通とは違う、何かしら問題がある状況のこと」を指す言葉です。

多くの場合、悪い意味で使われます。

例えば、「異常な暑さになった」「異常な行動をとる」「異常な状態に陥る」などのように使います。

また、「異常」は、「異常事態」という言い方で、非常に深刻な危機的な状況のことを指すこともあります。

例えば、「地震による異常事態が発生した」「核戦争の危機に対する異常事態宣言が出された」などのように使います。


「奇妙」と「異常」の違い

「奇妙」「異常」の違いを、分かりやすく解説します。

「奇妙」は、普通とは違う、何かしら不思議な要素を持った状況のことを指す言葉で、良い意味でも、悪い意味でもない、とにかく普通とは違う感覚になる際に使う言葉です。

その一方で、「異常」は、普通とは違う、何かしら問題がある状況のことを指す言葉で、多くの場合、悪い意味で使われる言葉です。

非常に深刻な危機的な状況のことを指す場合もあります。

「奇妙」の例文

・『彼女は奇妙な声で話した。まるで別人のようだった』
・『彼は奇妙な夢を見たと言っていた。夢の中で自分がインドにいたらしい』

「異常」の例文

・『彼女は異常なまでの潔癖症だ』
・『地球温暖化の影響で、気候が異常になっている。今年の夏は猛暑が続いた』

まとめ

「奇妙」「異常」の違いは、前者は不思議さや風変わりさを感じることを表し、後者は正常でないことや問題があることを表すという点にあります。

また、前者は中立的な表現で、後者は否定的な表現であることが多いという点も異なります。

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