「手続き」と「処置」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「手続き」と「処置」の違いとは?違い

この記事では、「手続き」「処置」の違いを分かりやすく説明していきます。

「手続き」とは?

「手続き」とは、「物事を行う際に必要となる順序」あるいは「ある事柄が行なわれる過程」などを示す言葉です。

「あることを行う際の必要な手順」または「順序だてて行う形式」などを表す場合に用いられており、「筋道」もしくは「段取り」などという語句と同じようなニュアンスで用いられている文言です。


「処置」とは?

「処置」とは、「ある物事についてうまく取り計らう」さまや「傷や怪我などの手当てをする」様子などを示す言葉です。

「あることについての取り扱い方を決める」または「上手に進行する」などという意味合いで用いられており、「適切な方法でことにあたる」ないし「問題が起きないように対応する」などというニュアンスで使用されています。


「手続き」と「処置」の違い

「手続き」「処置」は、どちらも「あることを行う際の順序」などという意味合いで使われている言葉です。

ある会社の会員になったり、メンバーカードなどを発行する際に必要な「手続き」「処置」はどちらも似たようなニュアンスで使われていますが、一方怪我などの「応急処置」などという使い方は「手続き」という語句にはないため、双方の文言は関連性のない言葉としても用いられているという実態があります。

「手続き」の例文

・『イミグレーションとは外国人の出入国管理の手続きや調整などを行う機関です』
・『川柳コンテストに出るための登録手続きがぶじに完了しました』

「処置」の例文

・『病院に緊急搬送されてきた患者は早急に処置しないといけません』
・『もしも非常ベルが鳴ったら責任者の指示に従って適切な処置を取ってください』

まとめ

「手続き」「処置」は、いずれも「あることにおける必要事項」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに気をつけながら場面や状況などに応じてうまく使い分けるようにしましょう。

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