「取り上げる」と「話題にする」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「取り上げる」と「話題にする」の違いとは?違い

この記事では、「取り上げる」「話題にする」の違いを分かりやすく説明していきます。

「取り上げる」とは?

「取り上げる」とは、「手を使って上の方へ持ち上げる」さまや「注目するべきこととして抜き出す」様子などを示す言葉です。

「人や物などを選び出す」あるいは「提案や意見などを受け入れる」などというニュアンスで用いられており、「言及(げんきゅう)する」または「議題とする」などという語句と同じような意味をもっている表現として使われています。


「話題にする」とは?

「話題にする」とは、「あることについて話をする」さまや「特定のことをテーマにして話し合う」様子などを示す言葉です。

「あることを話の主題にする」もしくは「話し合う上での中心的な材料にする」などというニュアンスで用いられている文言で、「提起(ていき)する」ないし「題目として語り合う」などという意味合いで使用されています。


「取り上げる」と「話題にする」の違い

「取り上げる」「話題にする」は、どちらも「あることを話の中心にする」などという共通した意味合いで使われている言葉です。

しかしながら「取り上げる」は、実際に「あるものを物理的に取って上にあげる」などというニュアンスも含まれていますが、「話題にする」にはそのようなニュアンスは含まれておらず、双方の語句は「あることについて話をする」という意味においては同じような使い方ができる文言であると言えます。

「取り上げる」の例文

・『UFOキャッチャーで大きなぬいぐるみを取り上げることに成功した』
・『本日取り上げるテーマは、少子高齢化社会における必要な取り組みです』

「話題にする」の例文

・『大リーグの大谷翔平選手の移籍先がどのチームになるのか話題にする』
・『いろいろと噂が立っていますがわざわざ話題にするほどのことではありません』

まとめ

「取り上げる」「話題にする」は、どちらの言葉も「あることを話の中心に据える」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに気をつけながらうまく使い分けるようにしましょう。

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