「お足元の悪い中」と「あいにくの天気の中」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「お足元の悪い中」と「あいにくの天気の中」の違いとは?違い

この記事では、「お足元の悪い中」「あいにくの天気の中」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お足元の悪い中」とは?

「お足元の悪い中」とは、「悪天候により地面の状態が良くない中」または「雨や強風などで地面が滑りやすい状況の最中(さなか)」などという意味合いで使われる表現です。

雨で濡れた地面が滑りやすいにもかかわらずわざわざ来てくれた相手に対して感謝の気持ちを示す場合に使用されています。


「あいにくの天気の中」とは?

「あいにくのお天気の中」とは、「想定外の悪天候に見舞われてしまった」さまや「雨や風などが強くて外出に不向きな状況である」様子などを示す表現です。

「期待していた晴天には恵まれなかったものの」などというニュアンスで使われていますが、事情や状況などによっては「雨を期待している」場合もある文言として用いられています。


「お足元の悪い中」と「あいにくの天気の中」の違い

「お足元の悪い中」「あいにくの天気の中」の違いを、分かりやすく解説します。

「お足元の悪い中」「あいにくの天気の中」は、いずれの語句も「天候が望みどおりではないですが」などというニュアンスで使われている似たような表現です。

双方の表現の裏には、「ご足労いただいたことに対する感謝の気持ち」「わざわざ出向いてくれたことに対する謝意」が隠されている文言として使われています。

「お足元の悪い中」の例文

・『本日は、お足元の悪い中わざわざお越しいただきましてありがとうございます』

「あいにくの天気の中」の例文

・『あいにくの天気の中、お集まりいただきまして大変感謝しております』

まとめ

「お足元の悪い中」「あいにくの天気の中」は、いずれの表現も「悪い状況をおしてまで来てくれた相手に対する感謝」を示す表現です。

それぞれがもっている意味はほぼ同様ですが、微妙なニュアンスの違いに気を付けて使い分ける必要がある文言になります。

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