この記事では、「はしゃぐ」と「悪乗り」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「はしゃぐ」とは?
周囲に流されて、抑えきれないほど高揚する気分になるさまを「はしゃぐ」といいます。
それほど周囲を気にせず騒ぎ、調子に乗る様子を表せるのです。
たいていは心から通じる友人や恋人といて楽しい気持ちになったときの気分が昂ぶる様子を表します。
また、わざと調子にのって相手と遊ぶ人の様子を大胆に表せる言葉です。
「悪乗り」とは?
調子にのって大きな声を出して笑い転げたり、人にちょっかいを出して喜ぶことを「悪乗り」【わるのり】といいます。
いくら親しい人でも遠慮なく相手が傷つく言葉を取り上げて突っ込みを入れて楽しむのです。
また、その人が大切にしている物をいきなり取り上げては馬鹿にして周囲の笑いを取るといった行動して見せて、わざと卑猥な言葉を浴びせかけて注目を集めます。
「はしゃぐ」と「悪乗り」の違い
ここでは「はしゃぐ」と「悪乗り」の違いを、分かりやすく解説します。
楽しい気持ちになった人が感情を抑えきれなくなったときに見せる動きを「はしゃぐ」といいます。
また、調子にのった人が見せる動きを指す言葉でもあり、相手にわざと楽しそうにして見せて羨ましいと感じさせるのです。
もう一方の「悪乗り」は、悪ふざけるように調子よく人を責めて喜んだり、人の注目を浴びたいとやってはいけない行為して見せます。
この2つの言葉の大きな違いは、「はしゃぐ」が一人で勝手にやって見せる行動を指しますが、「悪乗り」は人を巻き込んでしまう悪い行為という意味で使われている言葉です。
「はしゃぐ」の例文
・『妹は浮気した彼の前でわざと二枚目の男性とはしゃぐ』
・『大人がすべり台で滑ってはしゃぐ姿が可愛かった』
「悪乗り」の例文
・『大勢人が見ている前で悪乗りする弟を叱った』
・『親の気を引くためわざと悪乗りする子供が可愛い』
まとめ
楽しそうに見える行動ですが、「悪乗り」は周囲に嫌悪感を抱かせる場合があります。
その点を踏まえて、使い分けてみるといいでしょう。