この記事では、「古きを知り新しきを知る」と「温故知新」の違いを分かりやすく説明していきます。
「古きを知り新しきを知る」とは?
これから起こる新しい出来事をうまく受け入れられるようにするために昔を知り、知恵を学ぶのが重要という意味がある言葉が「古きを知り新しきを知る」【ふるきをしりあたらしきをしる】です。
この孔子の言葉には先人の話を聞いて知恵を得て、今後のために使えるように学ぶのが大事という意味を持ちます。
それだけ古典の世界には学べるところがあり、問題を乗り越えられるヒントになるのです。
「温故知新」とは?
前に学んだ事柄に目を向けて考えれば、道理を見つけるための参考になるという意味で使われているのが「温故知新」【おんこちしん】です。
今をよりものにできるよう先人の知恵を学ぶのが大事という意味で使う四文字熟語になります。
この言葉の語源は、古いものを知れば新しい事柄を得られるという意味からきている言葉です。
「古きを知り新しきを知る」と「温故知新」の違い
ここでは「古きを知り新しきを知る」と「温故知新」の違いを、分かりやすく解説します。
古典に書かれている事柄から新しい事柄の繋がる部分を知り、学べば現実の問題が解決できるという意味がある言葉を「古きを知り新しきを知る」といいます。
価値の意味を今一度発見するところに焦点を当てた言葉です。
もう一方の「温故知新」は、前に学んだ事柄に目を向けて、新たな事実を見出すという意味があります。
古いものから新しい事柄を知るためにたずねるという意味に焦点を当てた言葉です。
「古きを知り新しきを知る」の例文
・『天守閣の基礎から災害に強い建物の古きを知り新しきを知った』
・『古きを知り新しきを知るで、何事にも過去に目を向けるようにしている』
「温故知新」の例文
・『温故知新といえば、災害に強い城の基礎はビル建築に取り入れられている』
・『大手企業の成功から学び、温故知新で売れる商品を開発ができた』
まとめ
とても似た意味を持つことわざと四文字熟語ですが、使い方を学び、どのような場面で使えばいいか具体例を見て使い方を学ぶのもいい勉強方法になるでしょう。