同じ読み方の「受賞」と「授賞」には、意味の違いがあるのか。
あるとすれば、どのような意味の違いがあるのか。
この記事では、「受賞」と「授賞」の違いを分かりやすく説明していきます。
「受賞」とは?
「受賞」は、「受ける賞」と書きます。
その言葉の通り「受賞」の意味は、賞を受けることです。
「受」には、うける、うけとる、うけ入れる、といった意味があります。
「受信」や「受託」、「受粉」などといった言葉に「受」が用いられ、「賞」には、ほうび、たまもの、といった意味があります。
この2つの漢字が組み合わさり、賞を受け取ることを「受賞」と言います。
「受賞」の使い方
「受賞式」や「受賞者」、「受賞作品」、「受賞する」などといった形で用います。
「授賞」とは?
「授賞」は、「授ける賞」と書きます。
その言葉の通り「授賞」の意味は、賞を授けることです。
「授」には、さずける、あたえる、といった意味があります。
「授業」や「授与」、「伝授」などといった言葉に「授」が用いられ、「賞」には、ほうび、たまもの、といった意味があります。
この2つの漢字が組み合わさり、賞を授けることを「授賞」と言います。
「授賞」の使い方
「授賞式」や「授賞理由」、「授賞会場」、「授賞する」などといった形で用います。
「受賞」と「授賞」の違い
同じ「賞」でも、「受賞」は、賞を受け取ること。
そして、「授賞」は、賞を授けることといった意味の違いがあります。
「受賞」の例文
・『今から見る受賞作品が楽しみです』
・『今回の賞の受賞者に彼の名前がありました』
・『ピアノコンクールで娘が最優秀賞を受賞しました』
・『彼女の受賞のお祝いの品を選ぶ』
「授賞」の例文
・『授賞式に出席するためのドレスを選ぶ』
・『授賞理由の説明を受ける』
・『授賞式に出席することができるとは、とても光栄です』
・『授賞式会場のセッティングを行う』
まとめ
同じ読み方でも異なった意味を持つ言葉となるため、注意が必要です。