「どもる」と「うまくしゃべれない」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「どもる」と「うまくしゃべれない」の違いとは?違い

この記事では、「どもる」「うまくしゃべれない」の違いを分かりやすく説明していきます。

「どもる」とは?

「どもる」とは吃音の症状が出ることです。

吃音とは音を繰り返してしまったり本来音を伸ばさない箇所を伸ばしてしまったり、発音するまでに時間が掛かるという3つの症状を主とする発話障害を指します。

そういった滑らかに喋れない障害を吃音やどもりと呼び、発音がどもりになることから生まれた言葉が「どもる」です。

スムーズに喋れないというのにも様々な形がありますが、どもるは音の繰り返しや音の引き伸ばしや発音に間が空くという形のものを指します。


「うまくしゃべれない」とは?

「うまくしゃべれない」とは何らかの理由で会話や発声がスムーズにできないことを指します。

なんらかの発声障害がある、頭や気持ちがいっぱいで声が出ない、声帯に怪我や異常があって物理的に声を出せないなど理由は様々です。

また音の繰り返しや引き伸ばしで無駄な音が多いこともあれば、声が掠れてしまったり声が全く出ないなど、どのような形でスムーズにできていないかも問いません。


「どもる」と「うまくしゃべれない」の違い

「どもる」「うまくしゃべれない」の違いを、分かりやすく解説します。

音の繰り返しや引き伸ばしあるいは発声までに間が空くという吃音の症状がでることが「どもる」で、会話や発声がスムーズにできないことが「うまくしゃべれない」です。

「どもる」は発声障害という理由と発声の問題が両方定まっていますが、「うまくしゃべれない」はスムーズにできない理由もどんな形でスムーズな会話や発声ができないかという問題の形も問いません。

まとめ

「どもる」とは発話障害である吃音の症状が出ることですが、「うまくしゃべれない」は会話や発声がスムーズにできないという、広い範囲を指す言葉です。

言い換えると「うまくしゃべれない」という状態の中でも一部の症状を指す言葉が「どもる」であり、うまく喋れないすべての人がどもりや吃音というわけではありません。

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