「約束を守る」と「厳守」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「約束を守る」と「厳守」の違いとは?違い

この記事では、「約束を守る」「厳守」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「約束を守る」とは?

相手と交わしたことは絶対に守る必要性を強く感じて交わすのが「約束を守る」【やくそくをまもる】です。

例えば、親友が地元を離れるとき、またいつか再会するとお互いに交わします。

職場では、先方から何日までに書類を作成してほしいと伝えられたときは、その日付を超えないように提出すると伝えるのです。

このように、相手と交わした行為を裏切らず、受け入れて実行します。


「厳守」とは?

上からの指令を聞き入れて、厳しく守ることを「厳守」【げんしゅ】といいます。

守らなければいけない規則をしっかり受け入れて実行に移すとき、「校則を厳守する」というのです。

学校や職場では遅刻するという行為は絶対に回避すべきことであり、信用を得るために「時間厳守」を守らせます。

必ず先に決まっている内容は守らせるため、厳しさを持って約束を守らせる場面で使う言葉です。


「約束を守る」と「厳守」の違い

ここでは「約束を守る」「厳守」の違いを、分かりやすく解説します。

絶対に守るべき内容を受け入れるという気持ちを伝える言葉が「約束を守る」です。

お互いに決めたことは裏切るのではなく、現実のものにしようと伝えて実行します。

もう一方の「厳守」は、必ず守るべき規則や規約を厳しく守らせるときに使う言葉です。

絶対に守るべき事柄を伝えるとき、読む側に強く伝えるため使われています。

「厳守」は主に規約を守らせるときに使い、「約束を守る」は個人間でも使われているという違いがある言葉です。

「約束を守る」の例文

・『取引先との約束を守るのは、大人として当然だ』
・『絶対に約束を守る兄は遅刻したとき酷く怒る』

「厳守」の例文

・『商談相手との約束は厳守するからこそ信用を得られる』
・『寮生活では規則を守らせるべく時間厳守を徹底している』

まとめ

絶対に守らせるべきことを実行に移し、相手の期待を裏切らないようにするといった意味がある言葉です。

どのような場面で使うかに目を向けてみるといいでしょう。

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