この記事では、「ぬるぬる」と「ヌメヌメ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ぬるぬる」とは?
物体の表面が油や粘液などで覆われていて、摩擦が少なくてすべりやすいさまを意味します。
例えば、うなぎやタコ、イカなどの魚介類や、油で汚れた床や道路などが「ぬるぬる」していると言います。
この言葉は、物体をつかんだり歩いたりするのが難しいことや、危険なことを表すときに使われることが多いと考えられます。
また、電子機器の動作が快適で引っかかりがないことを肯定的に表すときにも使われます。
「ヌメヌメ」とは?
物体の表面が水分を含んだぬめりや、そのような物体が付着しているさまを意味します。
例えば、海藻やキノコ、ヘビやカエルなどの生き物や、湿気やカビでぬめっとした壁や布などが「ヌメヌメ」していると言います。
この言葉は、物体に触れるとまとわりつくような弱い粘着性があることや、不快な感触があることを表すときに使われることが多いと考えられます。
また、上質な皮革や布地を「ヌメヌメ」していると言って、滑らかでしなやかな質感を表すときにも使われます。
「ぬるぬる」と「ヌメヌメ」の違い
「ぬるぬる」と「ヌメヌメ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ぬるぬる」と「ヌメヌメ」という言葉は、物体の表面が滑りやすい状態を表すときに使われますが、ニュアンスの違いがあります。
「ぬるぬる」は、物体の表面が油や水分で滑りやすくなっている様子を表します。
力を入れてもつかみにくい、または歩きにくいという印象があります。
その一方で、「ヌメヌメ」は、物体の表面が粘液や汗などでべとべとしている様子を表します。
触るとぬめりが手に残る、または不快な感じがするという印象があります。
「ぬるぬる」の例文
・『どじょうはとてもぬるぬるしている』
・『雨で道がぬるぬるしているので気をつけてください』
「ヌメヌメ」の例文
・『身体がヌメヌメしているのでシャワーを浴びたい』
・『梅雨の時期は湿気でヌメヌメするのが嫌だ』
まとめ
「ぬるぬる」と「ヌメヌメ」は、似たような意味の言葉ですが、ニュアンスが異なります。
それぞれの言葉を、ぜひ正しく使い分けられるようにしましょう。