「rom専」の英語とは?例文も含め、日本語と英語を分かりやすく解釈

「rom専」の英語とは?日本語と英語

インターネット掲示板は日本では『2ちゃんねる』を皮切りに今では様々なものがあります。

有益な情報がある場合もありますが、誹謗中傷や中には犯罪に近い書き込みなどなんだかアンダーグラウンドな感じが強いのは今も変わりません。

外国でもこの流れはあり、『4Chan』や『Reddit』などが存在しています。

さて、日本の掲示板を見ていると『ROM専』という言葉がたまに出てきますが、これは何を指すのでしょうか。

実は英語でも似た様な表現があります。

今回は少しスラングに近い単語について見ていきましょう。

「ROM専」の日本語での解釈

まず『ROM』とは『Read Only Member』(読んでいるだけのメンバー)の頭文字を取った言葉です。

実は和製英語で、英語圏では通じません。

これに『専門』の『専』だけを付けて『ROM専』つまり、『掲示板を見ているだけで書き込みをしない人』という意味になります。

『ROMってろ』という書き込みがあれば、これは『書き込むな。黙っていろ。』というかなり強い表現であることが分かります。


「ROM専」の英語とは

掲示板はなんだか書き込むと攻撃対象にされやすいので、見るだけ専門という方も多いのは外国も同じです。

これらのメンバーに対しての英語の呼び方がありますので紹介致します。


「Lurker」

一番有名なのは『Lurker』です。

もともとの単語は『Lurk』という自動詞で、意味は『隠れる』や『待ち伏せする』という意味になります。

元々は『ストーカー』の様な隠れて特定の人間をつけまわしたり嫌がらせをする人物を指す言葉でしたが、インターネット掲示板の発展と共に『Lurker』が日本語の『ROM専』という意味になりました。

近い単語では『Skulker』というのも存在しています。

『Skulk』も同じく『こそこそ隠れる、逃げ回る』と言う意味を指す自動詞です。

「Browser」

もう一つの表現はもう少し直接的で『Browser』という言葉もあります。

これはそのまま『閲覧者』と言う意味を指し、もともとの動詞は『Browse』で『閲覧する』という意味になります。

『Browse』には『本などをパラパラめくる。』や『お店を見て歩く、冷やかす。』という意味があります。

しかしインターネット掲示板では断然『Lurker』が有名な単語です。

『ROM専』を使った英語の例文(使用例)

・『I think there are many lurkers on our thread. 』(僕らのスレッドには多くのROM専が要ると思うよ。※典型的な名詞としての使われ方で、単数は『A lurker』です。)

・『I do not post on threads. I am basically a skulker. 』(スレッドに投稿はしないよ僕は基本はROM専なんだ。※別の単語を使っていますが先ほどの『Lurker』と同じ使われ方です。

もともとROM専は昔の様なインターネット創生時代にはネット回線を圧迫するものでしたので、会話に参加しない人間は忌み嫌われていましたが今はそうではなくなっています。)

・『Why don’t you just browse instead of posting, kid?』(コメントしないで、ROMってろよ。坊や。※『Post』で『コメントを投稿する』という意味になります。 この文章ではコメントが空気を読んでいないか的外れなので、投稿して邪魔をするなというかなり強いニュアンスが込められています。)

まとめ

如何でしたでしょうか。

インターネットスラングでしたので、かなり強い表現やイメージの悪い『ROM専』の英単語でした。

インターネット掲示板は危険も多く、いじめやストーカーなど犯罪や社会問題化になりやすい場ですので、不用意に書き込まず『Lurker』のままでいる事をお勧めします…