この記事では、「本を書く」と「文筆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本を書く」とは?
「本を書く」とは文章や詩歌などを書き、それを一冊の書物にすることです。
また本を書くという場合、文章や詩歌を書いていたら量が増えたから本にまとめるというよりは、本という形にすることを意識して文章や詩歌を書くという意味合いで使われることがほとんどでしょう。
ただ文章を書く作業だけでなく、その後に本という形にするまでを含めた言葉が本を書くと言うことです。
どのような形で本にするかは問わず、出版社や印刷所に任せたり、自分でコピー誌にしても問題ありません。
「文筆」とは?
「文筆」とは文章や詩歌などを書くことです。
またそういった文章を書く技術のことを指して使ったり、出来上がった作品を指して文筆と言うこともあります。
出来上がった作品は本になることもありますが、本になるかどうかは文筆という言葉とは関係ありません。
本にするために作品を書いていても文筆ですし、本にする予定がなくても文筆です。
「本を書く」と「文筆」の違い
「本を書く」と「文筆」の違いを、分かりやすく解説します。
最終的に本という書物の形にすることを目的に文章を書くのが「本を書く」で、文章を書くことやそれでできた作品、そういった文章を書くための技術が「文筆」です。
「本を書く」は本にするという目標ありきで文章を書きますが、「文筆」は本にするという目的があるかどうかは問いません。
当然文章を書いた後の扱いも、「本を書く」では本にするための工程に移されますが、「文筆」の場合は本にする、新聞など本以外の媒体に掲載する、どこにも掲載させずに放置など様々です。
まとめ
最終的に本の形にするという目的意識の有無とそれを重視しているかどうかが「本を書く」と「文筆」の違いと言っていいでしょう。
「本を書く」は本の形にするという意識があり、それを重要視して文章を書いているという表現になりますが、「文筆」は本の形にするという意識があるとは限らず、本にするために文章を書いているとしても文章を書くという行為に重きが置かれています。
