この記事では、「貼る」と「張る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「貼る」とは?
はりつける、という意味です。
のりやテープなどでくっつける、板などを打ちつけるという意味を持っています。
手帳にシールをペタペタとくっつけている人もいることでしょう。
これは「シールを貼る」といいます。
シールの裏面には、くっつけたりはがしたりできるのりがついています。
この働きを利用してシールを紙などにくっつけることが「貼る」です。
捻挫などのケガをして体が痛いときに、湿布を体につけることがあると思います。
これも「貼る」といいます。
「張る」とは?
「張る」には数多くの意味があります。
「根を張る」という場合は、のび広がるという意味になります。
「浴槽に水を張る」という場合は、いっぱいにするという意味です。
筋肉や体がこわばった状態になることは「肩が張る」といいます。
気持ちが緊張した状態になるという意味では「気が張る」といいます。
「氷が張る」という場合は、一面に広がってその下のものを隠すという意味になります。
その他にも、はちきれそうなほどに膨らむ、構える、平手で打つ、強く盛んにするなどの意味もあります。
「張」という漢字は、たるまずぴんとした状態にする、ひっぱる、ひろげるという意味を持っています。
「貼る」と「張る」の違い
「貼る」と「張る」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、のりやテープなどでくっつけることです。
後者には、のび広がる、いっぱいにする、筋肉や体がこわばった状態になる、気持ちが緊張した状態になる、一面を覆うなど、数多くの意味があります。
同じ読み方をしますが、くっつけるという意味では前者の漢字を使用します。
まとめ
同じ読み方をする言葉ですが、一方はのりやテープなどでくっつけるという意味で、もう一方はのび広がる、はちきれそうなほどに膨らむ、いっぱいにするなど数多くの意味を持っています。