「今更」と「ここに来て」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「今更」と「ここに来て」の違いとは?違い

この記事では、「今更(いまさら)」「ここに来て」の違いを分かりやすく説明していきます。

「今更」とは?

「今更」とは、「今となってはもうすでに遅すぎる」あるいは「もっと早ければ」などという意味合いで使われている言葉です。

「今になって言われても」ないし「もう少し早めだったら」などというニュアンスで用いられており、「この期に及んで」または「時すでに遅し」などという語句とほぼ同様の意味をもっている表現として使用されています。


「ここに来て」とは?

「ここに来て」とは、「この段階にいたって」もしくは「今になって」などという意味合いで使われている言い回しです。

あるいは「こっちへ来て」ないし「そばに寄って」などというニュアンスで相手に投げかける表現でもあり、「最終的に」または「突然」などという意味合いで使われている文言でもあります。


「今更」と「ここに来て」の違い

「今更」「ここに来て」は、どちらの言葉も「今になってみて」などという似たような意味で使われている語句です。

しかしながら先述のとおり「今更」には「少し遅すぎる」などというネガティブなニュアンスが含まれていますが、「ここに来て」にはそのようなニュアンスは含まれておらず、むしろ「ついに」ないし「待ちに待った」などというポジティブなニュアンスを含む表現として使われているという双方の語句の違いがあります。

「今更」の例文

・『すでに離婚した相手に今更何を言っているのでしょうか』
・『今更ながら営業活動における先輩のすごさを認識させられました』

「ここに来て」の例文

・『長らく停滞していましたがここに来て株の値動きが活発になってきました』
・『病床にいる祖母からか細い声で「ここに来て」と言われましたが、はじめは聞き取ることができませんでした』

まとめ

「今更」「ここに来て」は、いずれも「今になって」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら上手に使い分けるようにしましょう。

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