この記事では、「ホームレス」と「流れ者」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ホームレス」とは?
特定の住所を持たず、家も所有せずに生きる人を「ホームレス」といいます。
“home”と書いて家がないという意味の“ress”を掛け合わせた言葉であり、自分から進んで放浪者のように空き地や駅沿いといった場所にテントを張って生きる人を指すのです。
就労するのではなく、アルミ缶を拾ってお金にしたり、炊き出しで無料のご飯を頂くといった生活して生きています。
「流れ者」とは?
見ず知らずの土地へ行ってギターを弾きながら店で歌う人「流れ者」【ながれもの】と言います。
あえて住んだことがない場所へ行き、店の中に入れてもらってそこで心に響く歌を披露してチップをもらうのです。
そのため、定住地となる場所はなく、また隣町に移動して流しをして生きる人を指します。
中には建築現場を渡り歩いて日雇い労働者として働き、安い宿泊施設を泊まり歩く人もいるわけです。
「ホームレス」と「流れ者」の違い
ここでは「ホームレス」と「流れ者」の違いを、分かりやすく解説します。
特定の家を持たない人を「ホームレス」と呼びます。
家が無いため特定の住所を所有していないので、会社の面接にも行けません。
そのため、彼らは日雇いの仕事か、資源になる物を拾って業者に売り、お金にして生活するわけです。
食べ物は炊き出しがほとんどで、テント暮らしで生きています。
もう一方の「流れ者」は、お金になると思う土地に行って歌を歌って流れるか、現場で日雇いとして働くその日暮らしする人を指す呼び方です。
「ホームレス」の例文
・『あれだけ羽振りが良かった社長も今ではホームレスだ』
・『酒や賭け事にお金を注ぎ込み、ホームレスになる人が多い』
「流れ者」の例文
・『会社員を辞めた兄は、流れ者として生きる道を選んだ』
・『移住して来た名前も知らない住民は流れ者に見られる』
まとめ
どことなく似ている言葉ですが、家が無い人と伝えるときは「ホームレス」を、お金がある土地から土地へ流れる人を「流れ者」と呼ぶと覚えるといいでしょう。