この記事では、「詳しい」と「審らか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「詳しい」とは?
「詳しい」とは細かいところまで調べ上げられていることや、細部にいたるまで多くの知識を持っていることです。
ただ調べられている、知識を持っているというだけでなく、細かいところにまで調査や知識が行き届いていることが重要なポイントと言えます。
小さなところまで明らかになっていることですが、特にそういった小さく細かなことまで知れる、知っていることを表す言葉と言えるでしょう。
「審らか」とは?
「審らか」とは物事の細かいところまではっきりしていることです。
審らかは「つまびらか」と読みますが、詳らかと書くことあるように詳しいと大部分の意味が被っています。
ただし審らかは調べ上げられたことではなく、それによって全てがはっきりと明快になっているという状態を指す意味が強い言葉です。
そのためそういう明快な状態にするという意味の形容動詞として使われます。
「詳しい」と「審らか」の違い
「詳しい」と「審らか」の違いを、分かりやすく解説します。
細かいところまで調べ上げられていたり知識があることが「詳しい」で、細かいところまではっきりしていることが「審らか」です。
「詳しい」は明らかにするための行為がされていることや、知識を蓄えていることに重点が置かれています。
それに対して「審らか」は明らかになっているという状態に重点を置いている言葉です。
「詳しい」の例文
・『詳しい内容は書類にまとめておいた』
・『このあたりの飲食店には詳しい』
「審らか」の例文
・『資金の流れを審らかにする』
・『審らかな事情を聞いて判断するべきだ』
まとめ
どちらも意味はかなり似通っている言葉ですが、「詳しい」は細かく調べられていることを指し、「審らか」は物事が明確になっている状態を指しているというのが主な違いになります。
それによって「審らか」は人が知識を持っているかに使えず、「詳しい」は細かく調べたことで知識を持った人についても使えるというのも両者の違いと言えるでしょう。