この記事では、「カイト」と「凧」【たこ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「カイト」とは?
1970年代に海外で流行っていたゲイラカイトを日本では「カイト」といいます。
海外では大きな二つの目がある三角形の「カイト」や、動物の形といったものが主流です。
大人が楽しむというよりも、子供が遊びたいとき時期を問わず、広い場所で遊ぶ玩具として使われています。
形状が豊富であり、欧米では大会も開催しているスポーツカイトや、工学の計算によって開発したバイオカイトが売り出されているものです。
また、ゲイラカイトには蝶や花柄といった華やかな柄が選ばれています。
「凧」とは?
海外で流行った「カイト」を日本語で「凧」【たこ】といいます。
意味や形状はほぼ同じですが、日本では伝統的なものに「和凧」があり、お正月に空にあげて遊ぶものとして親しまれてきました。
使い方としては、風にうまくのせれば上にあがっていき、浮かぶ姿を見て人々は楽しむものです。
この「凧」は中国で軍事目的として採用されていたものが、平安時代日本に持ち込まれ、貴族の遊び道具になりました。
江戸時代になると「いかのぼり」という「凧」が流行りすぎて禁止令が出ます。
その後、縁起がいいお正月に遊ぶようになったのです。
近頃は骨組みがなく、奇妙な動きが楽しめる「軟体凧」も出ています。
「カイト」と「凧」の違い
「カイト」と「凧」の違いを、分かりやすく解説します。
海外では「凧」を「カイト」といいます。
正式にはゲイラカイトと呼び、色もカラフルで形の種類も色々と揃うのが特徴的です。
1970年代に数多く出回り、工学計算されたものや美しい花柄、スポーツカイトといった種類も色々あります。
日本ではお正月に揚げるのが「凧」であり、縁起を担いで遊ぶわけです。
「カイト」よりもサイズが大きいものや、伝統的な和柄が多く、子供から大人まで楽しく遊びます。
うまく風にのせることが必要になりますが、一度気流にのれば長い間ずっと空に浮かぶ姿が心癒されるでしょう。
種類には、やっこだこ、浮世絵、漢字が書かれているものが揃い、竹で骨組みを作り、その上から和紙を張っていきます。
まとめ
どちらも空に上げて遊ぶものですが、海外と日本での呼び方に違いがあったり、形状や色、柄が異なると覚えておくといいでしょう。