「総評」と「概評」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「総評」と「概評」の違いとは?違い

この記事では、「総評」「概評」の違いを分かりやすく説明していきます。

「総評」とは?

「総評」「総」は、「総合」「総括」「総意」「総額」などに用いられる漢字です。

「総」の漢字が持つ意味は、まとめる、全体をおさめる、すべての、になります。

つまり、「総評」とは、全体に渡って物事の是非を指摘し評価すること、物事の善悪を指摘し評価することを意味します。

全体的な評価を意味し、決して一部分だけを批評することではありません。

簡単に言えば、「全体の評価」「全体の感想」「まとめ」「総括」になります。


「概評」とは?

「概評」「概」は、「概要」「概略」「概算」「概数」などに用いられる漢字です。

「概」の漢字が持つ意味は、おおむね、おおよそ、だいたい、あらまし、です。

つまり、「概評」とは、だいたいのところを大まかにとらえて物事の是非を指摘し評価すること、物事の善悪を指摘し評価することを意味します。

全体をおおまかに、ざっくりととらえて批評することを意味します。


「総評」と「概評」の違い

「総評」「概評」の違いを、分かりやすく解説します。

同じ批評を意味する言葉でも、どのような批評なのかという意味が異なる「総評」「概評」

「総評」は、全体に渡って物事の是非を指摘し評価すること、物事の善悪を指摘し評価すること。

「概評」は、だいたいのところを大まかにとらえて物事の是非を指摘し評価すること、物事の善悪を指摘し評価することを意味します。

つまり、全体に渡って批評することが「総評」

大まかにとらえて批評することが「概評」といった違いがあります。

「総評」の例文

・『研究発表の後、各先生から丁寧な総評を聞くことができ嬉しかったです』
・『校内で行われた合唱コンクールの総評は校長先生にして頂きました』

「概評」の例文

・『概評では指摘を受けることはなかったものの、後から色々と先生から指摘された』
・『代表者として、今回の展覧会の概評を任されました』

まとめ

同じ批評でも「総評」「概評」とでは、全体的なのか、大まかなのか、といった違いがあります。

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