この記事では、「座る」と「腰掛ける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「座る」とは?
上半身を下ろし、椅子に尻をつける体勢が「座る」【すわる】です。
膝を九の字に曲げてぴたりと尻の裏を座面につけては腰を低くした状態を指すわけです。
たいていは疲れて座りますが、相手と真剣な話し合いするときにも「座る」体勢で話し合う場合もあります。
また、不平不満を持つ人があえてそこに長時間居座って、主張したいことを伝える場面でも選ばれている座り方です。
「腰掛ける」とは?
少しの間、休憩するように腰を下ろして座るといった大勢になることを「腰掛ける」【こしかける】といいます。
長時間座るというよりも電車を待つ間だけ座る、ベッドに座って少しの間だけ考え事するために「腰掛ける」のです。
少しの間だけ座ればいいので公園のベンチであったり、店の前にある椅子に座って数十分だけ食事するため腰を軽く掛けるようにして座ります。
「座る」と「腰掛ける」の違い
ここでは「座る」と「腰掛ける」の違いを、分かりやすく解説します。
本を読んだり、人とじっくり問題解決のために話し合う場面で椅子に「座る」体勢を取ります。
何時間も腰を低くした状態で物事にじっくり挑むとき選ぶ方法になるわけです。
もう一方の「腰掛ける」は、少し考え事するためにベッドやベンチに軽く腰を掛けます。
また、目的地に向うため電車に乗り、空いている席に腰を低くして座るといった目的によって体勢が変わってくるのです。
「座る」の例文
・『椅子に座るご老人が奏でる笛の音に心が癒される』
・『座ると腹が苦しくなるのであれば、腹部膨満感を疑う』
「腰掛ける」の例文
・『歩き疲れた姉は和菓子を頼み、店が用意した椅子に腰掛ける』
・『少しの間だけ腰掛けるつもりが、もう10年以上も仕事している』
まとめ
同じように腰を低くする体勢になるという意味で使う言葉ですが、目的に違いがあります。
どのようなときどう使えばいいかに注目して、使いこなしてみましょう。